第二新卒の定義とは?【いつまで第二新卒と呼べるのかについても解説】

第二新卒という言葉は当たり前のように使わられるようになりましたが、この第二新卒という言葉、意外と説明できる人は少ないと思います。

今回は、そんな第二新卒の定義についてお話します。

目次

第二新卒の定義

私は新卒で入社した会社を1年で退職し、転職活動をスタートしました。これが俗に言う「第二新卒の転職」です。

当時は第二新卒という言葉を知らず、友達に会社を辞めたことを告げると「それって第二新卒じゃん」と言われ、そこではじめて知りました。

調べてみると、第二新卒は「新卒入社した会社を3年以内に辞めた求職者」と言う意味でした。

そもそも、なぜ第二新卒という言葉があるの?

第二新卒とは、「新卒」と「社会人」の中間的存在を定義するために生まれた言葉です。一から教育が必要な「新卒」でもなく、即戦力としての活躍を期待する「社会人」でもない。

この2つの間、つまり、「即戦力とまではいかないものの、ビジネスマナーなどの社会人としての基礎的な力は身に付いている」層を指し示すために、第二新卒という言葉が生まれました。

第二新卒と既卒の違いは?

第二新卒とよく混同される概念として、「既卒」という言葉があります。「既卒」とは、一般的に大学卒業後、正規雇用での就労経験が無い方指します。

つまり、「第二新卒」と「既卒」の明確な違いは、大学卒業後の正規雇用経験(社会人経験)の有無となります。

しかし、最近ではこの「既卒」も第二新卒に含めて定義するケースがあります。例えば、マイナビ転職における第二新卒の定義は、「学校を卒業後1〜3年で、転職または就職を志す若年の方々」としています。

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第二新卒と呼ばれるのはいつまで?

先述したとおり、第二新卒は「新卒入社した会社を3年以内に辞めた求職者」を指します。年齢に置き換えると、4年制大学を卒業した22歳〜26歳の方です。

第二新卒の市場規模

2018年に厚生労働省が実施した調査では、新規大卒就職者の32.2%が3年以内に離職しているという統計が出ています。

人数規模で言うと、第二新卒の解釈に該当する方々は、毎年大体11〜14万人存在することになります。

若者の主な離職理由と転職に関する意識

  1. 仕事が自分に合わなかったため:43.4%
  2. 人間関係がよくなかったため:23.7%
  3. 労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため:23.4%

出典:内閣府『平成30年度版 子供・若者白書』

転職に関する意識調査を見ると、転職に否定的な人は17.3%しかおらず、多くの人にとって、転職は当たり前になっていると言えます。そのため、さらに第二新卒層は増えていくかもしれません。

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