三菱電機の平均年収はいくら？【子会社の平均年収についても解説】

日本を代表する電気機器メーカー、三菱電機の平均年収は816万円です。

この記事では、そんな三菱電機の年収を「年度別」「役員」「エレクトロニクス業界」で詳しく解説します。

三菱電機の平均年収

三菱電機の平均年収は816万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、三菱電機の平均年収は1.8倍ということがわかります。

• 三菱電機：816万円
• 平均年収：432万円

三菱電機の平均年収の推移

三菱電機の最新の有価証券報告書を見ると、平均年収が年々右肩上がりで増加していることがわかります。

年々従業員を数百人単位で増やしながら、6年間で平均年収が100万円近く伸びています。事業規模の拡大と企業自体の成長が伴っていることが見受けられます。

現在は800万円の大台も超えており、今後も伸びていくことが予想されます。

年度	平均年収	平均年齢	平均勤続年数	従業員数
2018年	816万円	40.4才	16.3年	35,203
2017年	792万円	40.2才	16.3年	34,561
2016年	795万円	40.2才	16.4年	33,977
2015年	798万円	40.2才	16.6年	33,321
2014年	778万円	40.3才	16.9年	32,534
2013年	746万円	40.4才	17.1年	31,797

出典：有価証券報告書

三菱電機の学歴別の初任給

三菱電機の新卒の年収を解説します。三菱電機では、職種ではなく学歴ごとによって初任給が変動します。

• 学部卒：211,500円
• 院卒：235,500円

学部卒と院卒の間には24,000円の差があります。残業代や賞与も基本給ベースであるため、学部卒と新卒の間には30〜60万円程度の差があると想定できます。

三菱電機の役員の報酬

有価証券報告書によると、2018年度の三菱電機の役員報酬は下記の通りです。

• 社内取締役の役員報酬総額（6名）：3億2,700万円
• 社外取締役の役員報酬総額（5名）：6,900万円
• 執行役の役員報酬総額（21名）：26億9,200万円

また、有価証券報告書では、連結報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。

三菱電機の場合は、21名の役員・執行役の連結役員報酬の総額が1億円を超えています。ここでは、主要役員のみの報酬を記載いたします。

• 杉山武史氏（代表執行役社長など）：2億4,000万円
• 大橋豊氏（代表執行役副社長など）：1億3,100万円
• 大隈信幸氏（専務執行役など）：1億2,500万円
• 井口功氏（専務執行役など）：1億3,000万円
• 坂本隆氏（専務執行役など）：1億2,300万円

三菱電機の年収は低い？【競合他社との比較】

2019年に公表された有価証券報告書をもとに、エレクトロニクス分野の企業のランキングを作成いたしました。三菱電機の平均年収は第6位です。

三菱電機の平均年収は、競合他社と比較すると中央付近に位置しており、高くもなく低くもありません。とはいえ、三菱電機の平均年収は800万円を超えており、日本国民の平均年収と比較すると1.8倍。年収は高いと言えるでしょう。

No.	社名	平均年収
1	ソニー	1,051万円
2	富士フィルムホールディングス	997万円
3	東芝	915万円
4	日立製作所	894万円
5	リコー	818万円
6	三菱電機	817万円
7	NEC	799万円
8	Canon	779万円
9	パナソニック	774万円
10	SHARP	753万円

三菱電機の子会社の平均年収

三菱電機グループは、連結子会社206社・持分法適用会社37社を中心に構成されている巨大グループです。ここでは、中核企業5社の平均年収をランキングでまとめました。

No.	社名	平均年収
1	三菱電機プラントエンジニアリング	560万円（推定）
2	三菱電機エンジニアリング	530万円（推定）
3	三菱電機ビルテクノサービス	490万円（推定）
4	三菱電機住環境システムズ	485万円（推定）
5	三菱電機ロジスティクス	480万円（推定）

①三菱電機プラントエンジニアリング

三菱電機プラントエンジニアリングの平均年収は約560万円です。

三菱電機プラントエンジニアリングは、建設・エンジニアリング事業を担っている企業です。主に電力分野や浄水場などの公共分野、交通システム分野などで活躍しています。

②三菱電機エンジニアリング

三菱電機エンジニアリングの平均年収は約530万円です。

三菱電機エンジニアリングは、三菱電機製品の開発・設計や、自社製品の開発・設計を行なっているエンジニアリング企業です。三菱電機製品の一般向け家電製品から公共設備まで幅広く展開しています。

③三菱電機ビルテクノサービス

三菱電機ビルテクノサービスの平均年収は約490万円です。

三菱電機ビルテクノサービスは、エレベーターや証明などのビル設備の保守管理を担っています。加えて、トータルビル管理サービスやビル診断・コンサルティングなど、ビル設備に関する課題をワンストップで解決することができる企業です。

④三菱電機住環境システムズ

三菱電機住環境システムズの平均年収は約485万円です。

三菱電機住環境システムズは、三菱電機の住環境分野の製品販売を担っている企業です。北海道から九州まで支社を展開しています。

⑤三菱電機ロジスティクス

三菱電機ロジスティクスの平均年収は約480万円です。

三菱電機ロジスティクスは、三菱電機グループの中で唯一のロジスティクス専門会社です。国内だけでなく国外にも物流ネットワークを構築するプロジェクトが進んでおり、数年以内で大きくグローバル展開していくことが予想されます。

三菱電機に転職するためには

三菱電機の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも常に上位にランクインしており、三菱電機を志望している方は、事前準備が重要になります。

三菱電機に転職するために知っておくべきこと

三菱電機に転職するために知っておくべきことは、3つあります。

1. マイページでキャリア登録が可能
2. 通年採用を実施【技術系職種が中心】
3. 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

1．マイページでキャリア登録が可能

三菱電機は、『採用ページ』で自身のキャリアを登録することができます。三菱電機の採用ページで自身のキャリアを登録しておくと、三菱電機の採用担当者があなたのキャリアを閲覧します。そして、「この人と会いたい」と採用担当者が思えば、面接へのオファーメッセージが届きます。

一般公開されている求人の中に興味のあるものや、自身の経験とマッチするものがなかった場合でも、キャリアを登録しておけば、非公開求人の打診を行ってくれる可能性もあると推定できます。したがって、三菱電機に興味を持っている方は、必ず三菱電機の採用ページでキャリアを登録しましょう。

2．通年採用を実施【技術系職種が中心】

三菱電機は通年採用を実施しています。時期によって求人掲載数は変わりますが、常時数十件の求人が募集されています。基本的に、どの職種も即戦力（若手〜中堅）・ハイクラスを対象としており、専門的な経験やスキルを求められます。

三菱電機は技術系職種に力を入れており、通年採用の公開求人で募集されている職種のうち、90%以上が技術系職種です。その中でも、香川県や兵庫県、静岡県などの工場での技術職が多く募集されています。

とはいえこれは公開求人での話し。転職エージェントなどが抱える非公開求人では、様々な職種が募集されている可能性があります。

3．非公開求人を保有する転職エージェントを利用する

転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。

三菱電機は、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。三菱電機のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。

三菱電機の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、三菱電機の求人紹介はもちろん、三菱電機から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。

まとめ

三菱電機の平均年収は816万円ということがわかりました。

三菱電機は通年採用も行なっているため、三菱電機に興味のある方は転職エージェントで対策を練った上で挑戦してみることをおすすめします。