第二新卒の転職は受かりにくい。
新卒ですぐに辞める人に良い求人はない。
私が第二新卒の転職をするときに、このようなことを言われたことがあります。しかし、これらはまったくの嘘です。
しっかりと転職準備をして、自分に合った求人に出会うことができれば、第二新卒の転職に成功する可能性は高いです。
私は、20代の転職に特化している『キャリトレ』や転職支援実績No.1の『リクルートエージェント』を中心にさまざまな転職サービスを利用しましたが、第二新卒の求人は確実に増えています。
そのため、第二新卒の転職に対して周りからネガティブなことを言われても、鵜呑みにせずに自分の転職活動に集中しましょう。
この記事では、「第二新卒は受かりやすいか?」だけでなく、「受からない人の特徴」についても解説します。
第二新卒の転職は受かりやすい?
第二新卒の転職に受かりやすいかは、
- どこまで事前準備をするか?
- 自分に合った求人に出会えるか?
この2つによります。
つまり、第二新卒の転職に成功するかは、求職者次第というのが正直なところです。
ただし事実として、第二新卒の求人は増加傾向にあり、第二新卒の需要は確実に伸びています。そのため、万全な準備をして転職活動を行えば、成功確率は高いと言えます。
第二新卒はどれくらいいる?
出典:厚生労働省
厚生労働省のデータによると、大学を卒業した人のうち32.8%が3年以内に離職しています。約3人に1人が第二新卒の転職を経験しているということになります。
また、転職サービスを見ると、エン転職では掲載求人の70.7%、マイナビ転職は掲載求人の84.9%が第二新卒でも応募可能なっています。(2019年1月時点)
つまり、多くの企業で第二新卒の需要は高まっており、第二新卒の私たちからすると、求人を選びやすい状態と言えます。
第二新卒の需要が高まっている理由
第二新卒の需要が高まっている理由は、大きく2つあります。
①第二新卒は会社のカルチャーに染まっていない
中途採用の現場でしばしば起こるのが、ミスマッチです。
社会人歴を重ねてきた方々は、前職の独特な企業風土や仕事の仕方が身に付いています。そのため、なかには転職後に新しい企業に馴染むことができず、早期離職に繋がるケースも…。
一方、第二新卒層は、企業カルチャーに染まり切っておらず、柔軟性・適応能力が高い存在のため、中途採用と比べミスマッチが起きにくいとされています。
また、第二新卒は新卒の時に企業選びを失敗してしまった経験を持つ方が多くなります。その反省を踏まえ、自身とマッチした企業を慎重に選ぶ傾向が強く、企業側にとっても歓迎されやすいです。
ちなみに、現在は人材不足の企業が多く、十分な人数の新卒を採用することが困難になっています。2018年に厚生労働省が行った調査では、新規大卒就職者の32.2%が3年以内に離職しているという統計が出ており、第二新卒の人材は不足している傾向です。
加えて、少子化の流れもあり、今後ますます若手の採用が難しくなっていくと予想されており、長期的な人材育成の観点からも、第二新卒は重宝されているのです。
②第二新卒は新卒とは異なり経験・スキルがある
一度社会人経験を経ている第二新卒は、すでにビジネスマナーなどの社会人としての基礎が身に付いています。そのため、企業にとっては、研修や教育などのコストをかける必要がないというメリットがあります。
また、卒業を待たなければならない新卒に対し、第二新卒は入社時期が柔軟です。新卒と変わらないポテンシャルを持ちながら、早期に現場に着任し、低コストで戦力として育てられる存在として、企業は第二新卒層を求めています。
第二新卒の転職に受からない人の特徴
第二新卒の転職に受からない人の特徴をまとめました。私が第二新卒の転職の際に、転職エージェントから言われたことや転職に失敗した友人の特徴を振り返って考えてみました。
①事前準備をしていない
これは一番多いです。
転職は事前準備がすべてと言っても過言ではないです。自己分析や履歴書・職務経歴書の作成、面接対策など。
第二新卒層は、事前準備をしている人が少ないので、言い換えれば、事前準備を徹底するだけで他の求職者に一歩リードすることができます。
私は、何から始めればよいかまったくわからなかったので、『リクルートエージェント』の転職エージェントを利用しました。転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが転職サポートをしてくれるので本当におすすめです。
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②退職理由がネガティブ
「残業が多かった」「上司との相性が悪かった」など、ネガティブな退職理由だけで転職活動をするのはおすすめできません。
退職理由が他責な人は、次の会社に入っても「同じ理由で辞められるのはないか?」という印象を面接官に与えてしまいます。
「自分がなぜ転職をしたいのか?」を深く考えて、面接官を納得させられる退職理由を考えることが重要です。そのためには、自己分析が重要です。自己分析をすることで、自分に合う会社が見えてくるはずです。
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③転職理由に一貫性がない
転職理由に一貫性がない場合も、落とされてしまう原因になります。履歴書に書いてある転職理由と面接での発言に一貫性がないと、面接官を納得させることができません。
その場しのぎの考えで作った転職理由は、必ず面接の中でバレてしまいます。面接では、「なぜ?」という質問が必ずされるので、深堀りしたときにも一貫性があるように準備しておく必要があります。
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④退職してから転職活動を始める
退職してから転職活動を始めると、
- なかなか転職先が決まらない
- 失業中の給料がない
という状況になるので、早く転職先を決めないといけないというプレッシャーがかなりあります。
そのような状況になると、転職先が決まらずにモチベーションが下がる、妥協して逃げの転職をしてしまうことになります。できれば、在職中に転職活動を始めて、転職先が決まってから退職をした方が、転職成功率は高いと思います。
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⑤新卒の就活と同じように転職活動をしている
第二新卒の転職は、中途採用です。新卒採用とは違います。新卒の就活のときと同じようにうまくいくと考えていると痛い目を見ると思います。
当たり前のことですが、中途採用の場合、大学生ではなく社会人として面接を受けることになるので、新卒の就活のときよりも徹底した準備が必要です。
私は、ある会社の面接官に「◯◯さんのようにしっかりと対策をしてきてくれる人は少ないですよ」と言われたことがあります。
そこから、「第二新卒の求職者はどのような人が多いのか?」を聞いたところ、面接で少し深堀りすると答えられなくなったり、新卒の就活のようなノリで来る求職者が多いと言っていました。
【経験談】第二新卒は転職エージェントを利用したほうが良い
第二新卒で転職をするのであれば、転職エージェントを積極的に利用したほうが良いです。理由は簡単で、転職エージェントは完全無料で転職をサポートしてくれるからです。
転職サポートの内容としては、
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接の日程調整
- 内定後の条件交渉
これらを完全無料でサポートしてくれます。
第二新卒の転職者のなかには、転職サイトで自分で求人を探して、自分で応募している方が多いと思います。
第二新卒の転職では、事前準備(履歴書・職務経歴書の作成や面接対策)、自分に合った求人に応募することが重要です。
これらを一人で行うのは、非常に大変なので、中途半端になりやすいです。中途半端な準備のまま選考に進むと、当たり前のことですが落ちる可能性は高いです。
そのため、転職エージェントを利用して、第二新卒に合った事前準備をしっかりと行い、万全な準備のもと選考に進んだ方が良いです。
第二新卒におすすめの転職エージェント3選
ここでは、私が第二新卒の転職で利用していた転職エージェントを紹介します。「求人数」や「サポートの質」「実績」「第二新卒向けの求人が多いか?」などの観点から選んでいます。
リクルートの調査によると、転職成功者は平均4.2社の転職エージェントを利用しているので、最初から一つの転職エージェントに絞るのではなく、まずは複数の転職エージェントを試してみてください。
- 1位:キャリトレ
- 2位:リクルートエージェント
- 3位:マイナビエージェント
1位:キャリトレ
キャリトレは、ビズリーチが運営する20代に特化した転職サービスです。登録すれば、すべての求人を閲覧できます。
第二新卒の方が応募できる求人がまとまっているので、第二新卒の転職には必須の転職サービスと言えます。
2位:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、人材業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントです。
- 転職支援実績No.1
- 求人数No.1
- 実績No.1
これらの実績があるので、利用して損はしないと思います。最近では、第二新卒層の転職に非常に力を入れており、第二新卒特化の部署もできたという噂も聞きました。
第二新卒の需要が高まっていることを背景に、数多くの転職サービスは第二新卒に力を入れてきています。その中でも、リクルートエージェントは転職支援実績No.1で第二新卒の転職に関するノウハウが蓄積されています。
完全無料で利用できるので、一度利用を検討してみてください。
3位:マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代の転職に強い転職エージェントとして有名です。
私自身も利用していましたが、リクルートエージェントよりは求人数は少ないですが、マイナビエージェントにしかない求人も保有しているので、併用することをおすすめします。
運営企業のマイナビでは、マイナビエージェントとは別にマイナビジョブ20’sというサービスもありますが、マイナビエージェントとの違いがあまりないので、マイナビエージェントを利用すれば良いと思います。