ワークアズライフとは?【ワークライフバランスとの違い】

今話題の筑波大学学長補佐・助教授である落合陽一氏。その彼が提唱している新しい考え方が「ワークアズライフ」です。

ワークライフバランスという言葉には馴染みがありますが、ワークアズライフとは一体どういう意味なのでしょうか?今回はワークアズライフについてわかりやすく解説します。

目次

そもそもワークライフバランスとは?

今では、当たり前に使われているワークライフバランスという言葉。そもそも、ワークライフバランスとはどういう意味なのでしょうか?

ワークライフバランスとは、仕事と生活の調和と訳され、「仕事だけでなくプライベートの充実、そしてライフステージに応じて多様な生き方を選択し、実現するという考え方」です。仕事だけ充実している、またはプライベートだけ充実している状態ではなく、どちらも充実することで、より良い人生を生きていけるという意味として使われます。

ワークライフバランスとは「仕事だけでなくプライベートの充実、そしてライフステージに応じて多様な生き方を選択し、実現するという考え方」

一方で、仕事とプライベートの調和という考え方が現代に合わないと警鐘を鳴らしている方がいます。それが、落合陽一氏です。落合氏は、現代には「ワークアズライフ」という考え方の方がフィットしていると提唱しています。

ワークアズライフの意味

ワークアズライフとは、落合陽一氏が提唱する「仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味であるという考え方」です。

ワークアズライフとは「仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味であるという考え方」

今までは、ワークライフバランス、つまり「仕事と生活の調和」という考え方が主流でした。しかし、多様な働き方が生まれている現在では、ワークライフバランスよりもワークアズライフの考え方の方が、現代にフィットしているのかもしれません。

副業が当たり前になり、Youtuberやアフィリエイターのような会社に属さずに、好きなことを仕事にされている方にとっては、仕事と生活を分けることは現実的に難しく、ワークアズライフの考え方が合っているのかもしれません。

【深堀り】タイムマネジメントからストレスマネジメントへ

「ワークライフバランス」と「ワークアズライフ」の違いについてイメージできたと思います。ここからは、より深堀りして、ワークライフバランスからワークアズライフにシフトした場合に、何が変わるのかをお話します。

結論、タイムマネジメントよりもストレスマネジメントが重要になっていきます。

ワークライフバランス:タイムマネジメント
ワークアズライフ:ストレスマネジメント

タイムマネジメントについて

ワークライフバランスは、1日を「仕事」「生活」「睡眠」に分けて、それぞれのバランスを取るというスタイルでした。つまり、ライフとワークをきっちり分ける必要があるので、「タイムマネジメント」が重要になります。

例えば、サラリーマンの場合、

仕事:8時間
生活:8時間
睡眠:8時間

このように、時間を管理することによって1日が回っています。

一方、睡眠時間以外は生活であり仕事であるという考え方の「ワークアズライフ」の場合はどうでしょうか?

ストレスマネジメントについて

ワークアズライフは、睡眠時間以外は生活であり、仕事であるという考え方です。つまり、ライフとワークを区別する必要がないため、睡眠時間以外でいかにストレスを溜めないようにするかという「ストレスマネジメント」が重要になります。

ワークアズライフを実現できる職業

サラリーマンからすると、「ワークアズライフなんて無理だろ!」と思う方もいるかもしれません。私も会社員なので、同感です。

ですが、ワークアズライフを実現できる職業は徐々に増えていると思います。ここでは、代表的な職業を紹介します。

YouTuber

YouTuberを専業でされている方は、まさにワークアズライフ的な働き方を実践されています。寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味となっていますよね。

例えば、趣味で本を読んでいる時間も、それがYouTubeの動画内容に生かされれば、その時間は仕事になります。このように、YouTuberの働き方にはライフとワークの境目をつけづらいのです。

アフィリエイター

ブロガーやアフィリエイターもそうですよね。

上記で挙げた例と同じく、趣味で本を読んでいる時間も、それがブログ記事に生かされれば、その時間は仕事と考えられます。

落合陽一さんや堀江貴文さん

落合陽一さんや堀江貴文さんもワークアズライフ的な働き方を実践されています。自分の興味のある分野で仕事を遊びのように楽しんでいると思います。

このように自由に好きを仕事にしている人は、ほんの一握りですが、ワークアズライフ的な働き方をする人は、これから増えていくと言われています。

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