年収中央値とは?【平均年収との違いをわかりやすく解説】

「平均年収と年収中央値の違いがわからない」という方は多いと思います。

この記事では、「平均年収と年収中央値の違い」だけでなく、「日本の年収中央値データ」「年収をアップさせる方法」についても解説しています。ご自身の年収を考える良い機会になれば幸いです。

目次

平均年収と年収中央値の違い

まず最初に「平均年収」と「年収中央値」の違いについて解説します。

平均年収とは

平均年収とは、みなさんがご存知の通り、「年収の平均値」のことです。個々の年収データをすべて足し合わて、数値の個数で割った値のことを指します。

■例1:平均年収はいくら?

Aさん:年収300万円、 Bさん:年収400万円、 Cさん:年収500万円、Dさん:年収600万円、Eさん:年収700万円

→(300万円+400万円+500万円+600万円+700万円)÷5=500万円

平均年収=500万円

■例2:平均年収はいくら?

Aさん:年収300万円、 Bさん:年収400万円、 Cさん:年収500万円、Dさん:年収600万円、Eさん:年収3,200万円

→(300万円+400万円+500万円+600万円+3,200万円)÷5=1,000万円

平均年収=1,000万円

年収中央値とは

年収中央値とは、「年収データを高い順、または低い順に並べたときの真ん中の値のこと」です。例えば、100人を対象に年収を聞いた際に、年収順位がちょうど真ん中の人、つまり50位の人の年収が年収中央値ということになります。つまり、100位(貧しい)→50位(中央値)→1位(お金持ち)となります。

■例1:年収中央値はいくら?

Aさん:年収300万円、 Bさん:年収400万円、 Cさん:年収500万円、Dさん:年収600万円、Eさん:年収700万円

年収中央値=500万円

■例2:年収中央値はいくら?

Aさん:年収400万円、 Bさん:年収500万円、 Cさん:年収900万円、Dさん:年収800万円、Eさん:年収1000万円

年収中央値=900万円

全体の年収中央値(男女別)

全体の年収中央値は下記の通りです。日本の労働人口の年収中央値は、約400万円と考えておくと良いと思います。

  • 全体の年収中央値:400万円
  • 男性の年収中央値:420万円
  • 女性の年収中央値:310万円
年齢 平均年収 年収中央値
全体 442 400
20歳 236 220
21歳 243 230
22歳 259 250
23歳 275 260
24歳 299 300
25歳 324 300
26歳 346 330
27歳 365 350
28歳 381 360
29歳 395 380
30歳 407 400

年齢 平均年収 年収中央値
31歳 418 400
32歳 432 400
33歳 443 410
34歳 456 430
35歳 478 450
36歳 489 450
37歳 503 460
38歳 507 480
39歳 536 500
40歳 547 500
41歳 561 510
42歳 588 550
43歳 592 550
44歳 613 550
45歳 615 575
46歳 648 600
47歳 662 600
48歳 680 600
49歳 682 650
50歳 719 650
51歳 687 625
52歳 744 700
53歳 745 700
54歳 755 700
55歳 810 750
56歳 800 700
57歳 815 760
58歳 866 800
59歳 800 737.5

統計元:平均年収/生涯賃金データ2012年齢別 DODA

男性の平均年収と年収中央値

男性の年収中央値は下記の通りです。男性の年収中央値は、約420万円と考えておくと良いと思います。

  • 男性全体の年収中央値:420万円
  • 20代男性の年収中央値:312万円
  • 30代男性の年収中央値:462万円
  • 40代男性の年収中央値:599万円
  • 50代男性の年収中央値:732万円
年齢 平均年収 年収中央値
全体 482 420
20歳 240 240
21歳 250 240
22歳 267 250
23歳 285 280
24歳 312 300
25歳 335 320
26歳 361 350
27歳 380 360
28歳 397 383
29歳 411 400
30歳 427 400

年齢 男性の平均年収 男性の年収中央値
31歳 443 420
32歳 456 430
33歳 467 440
34歳 485 450
35歳 505 480
36歳 518 500
37歳 536 500
38歳 542 500
39歳 556 504
40歳 575 530
41歳 587 550
42歳 616 580
43歳 620 580
44歳 645 600
45歳 643 600
46歳 677 600
47歳 688 650
48歳 707 650
49歳 707 651
50歳 745 700
51歳 713 650
52歳 769 700
53歳 771 720
54歳 773 730
55歳 839 780
56歳 815 720
57歳 820 775
58歳 872 800
59歳 812 750

統計元:平均年収/生涯賃金データ2012年齢別 DODA

女性の平均年収と年収中央値

女性の年収中央値は下記の通りです。女性の年収中央値は、約300万円と考えておくと良いと思います。

  • 女性全体の年収中央値:310万円
  • 20代女性の年収中央値:281万円
  • 30代女性の年収中央値:359万円
  • 40代女性の年収中央値:412万円
  • 50代女性の年収中央値:423万円
年齢 女性の平均年収 女性の年収中央値
全体 351 310
20歳 232 216
21歳 238 230
22歳 251 243
23歳 264 250
24歳 285 280
25歳 310 300
26歳 325 300
27歳 340 320
28歳 351 330
29歳 363 350
30歳 361 350

年齢 女性の平均年収 女性の年収中央値
31歳 358 347
32歳 370 350
33歳 379 351
34歳 373 350
35歳 392 360
36歳 398 360
37歳 404 370
38歳 398 360
39歳 451 400
40歳 432 400
41歳 445 400
42歳 458 400
43歳 462 400
44歳 450 400
45歳 472 400
46歳 497 420
47歳 499 470
48歳 474 400
49歳 494 430
50歳 461 450
51歳 478 402
52歳 537 400
53歳 463 400
54歳 507 450
55歳 470 380
56歳 413 375
57歳 417 475
58歳 407 350
59歳 429 551

統計元:平均年収/生涯賃金データ2012年齢別 DODA

雇用形態別の年収中央値

正規雇用の年収中央値

正規雇用とは、いわゆる正社員のことで、期間を定めずに契約を結ぶ雇用形態のことです。正規雇用の年収中央値は、「約430万円」です。

  • 正規雇用の年収中央値:約430万円
  • 男性の正規雇用の年収中央値:約440万円
  • 女性の正規雇用の年収中央値:約320万円

統計元:民間給与実態統計調査およびdodaの各種データ

非正規雇用の年収中央値

非正規雇用とは、いわゆるパートタイマーやアルバイト、契約社員のことで、期間を定めて契約を結ぶ雇用形態のことです。非正規雇用の年収中央値は、「約160万円」です。

  • 非正規雇用の年収中央値:約160万円
  • 男性の正規雇用の年収中央値:約170万円
  • 女性の正規雇用の年収中央値:約130万円

統計元:民間給与実態統計調査およびdodaの各種データ

世帯年収の中央値

厚生労働省による『国民生活基礎調査概要(平成28年度)』によると、世帯年収の平均は545.4万円、中央値は427万円となっています。平均世帯年収(545万円)以下の割合は61.5%です。

  • 世帯年収の平均:545.4万円
  • 世帯年収の中央値:427万円

世帯年収のデータ

世帯主の年齢階級別の年収を見ると、

  • 29歳以下:343.5万円
  • 30歳〜39歳:562.1万円
  • 40歳〜49歳:670.7万円
  • 50歳〜59際:743.1万円
  • 60歳〜69際:530.8万円
  • 70歳以上:405.1万円

となっています。50歳〜59歳の世帯年収が最も高く、60歳を過ぎると世帯年収が下がっていくことがわかります。

一人あたりの年収においては、

  • 29歳以下:184.7万円
  • 30歳〜39歳:177万円
  • 40歳〜49歳:209.5万円
  • 50歳〜59際:263.8万円
  • 60歳〜69際:217.3万円
  • 70歳以上:191.6万円

となっています。50歳〜59歳の263.8万円が最も高く、最も低いのが30歳〜39歳の177万円ということがわかります。

年収をアップさせる3つの方法

ここまで読んで頂いた方の中には、「自分の年収が低い」と感じた方もいらっしゃると思います。そんな方のために、年収をアップさせる3つの方法について転職エージェントが解説します。

現実的に考えると、年収アップする方法は下記3つです。

  1. 昇進する
  2. 副業する
  3. 転職する

①昇進する

年収をアップさせるためには、昇進することが一番着手しやすいです。昇進するためには、現在お勤めの会社での評価をいかに上げるかが重要になります。

私が転職支援をさせて頂いた方の中で、素晴らしい成果を上げている人の特徴は下記です。

  • 聞き上手
  • 忍耐力がある
  • 社内外の人脈がある
  • できる理由を常に考える
  • 上司から信頼されている

②副業する

年収をアップさせるためには、副業も一つの手です。私は元リクルートの転職エージェントですが、リクルート在職中に「株式投資」や「アフィリエイト」「不動産投資」など、数多くの副業をやっていました。あるタイミングで、副業年収が本業年収を上回ったので、年収アップを狙っている方は副業を検討してみてください。

  • 株式投資・FX
  • 不動産投資
  • アフィリエイト
  • せどり
  • ブログ

③転職する

年収をアップさせるために一番おすすめしているのが、転職です。売り手市場の現在、転職をすることで年収アップを実現させている方は非常に多いです。2人に1人が転職をしている時代なので、転職経験がない方も検討してみてはいかがでしょうか?

まずは、転職サービスに登録して求人情報をチェックしてみてください。

あなたの適正年収を測る方法

ミイダスの評判と特徴

ここまで読んで頂いた方の中には、「自分の現在の年収が適正か?」気になっている方は多いと思います。そんな方におすすめなのが、200万人の年収データから自分の適正年収が測れる『ミイダス』です。

約20個の質問に答えるだけで、適正年収が「○○万円」のように表示されます。約3分ほどで完了するので、ぜひ一度やってみてください。

ミイダスを利用することで、下記が明らかになります。

  • 自分と同じ学歴・職歴の方がどれくらいの年収をもらっているのか?
  • 同じ職種の平均年収はいくらか?
  • 同じ経歴の転職状況はどんな感じか?

年収アップを目指している方におすすめの転職サービス

年収アップを目指している方におすすめしているのが、下記の転職サービスです。有名な転職サービスばかりなので、ハズれはありません。

元リクルートの転職エージェントから言うと、知名度の低い転職サービスはおすすめできません。

「求人数」「サポートの質」「年収アップ率」を考えると、大手企業が運営している転職サービスの方が断然おすすめです。

おすすめの転職サービス

1位:リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://directscout.recruit.co.jp/

リクルートダイレクトスカウトは、業界最大手のリクルートが運営するハイクラス向けの転職サービスです。

リクルートダイレクトスカウトの特徴は、他の転職サービスでは扱っていない高年収求人が多く掲載されていることです。転職エージェントの経験から言えば、質の高い高年収求人をここまで集めているのはリクルートダイレクトスカウトだけじゃないでしょうか。

完全無料で利用でき、簡単な登録ですぐに求人を見ることができるので年収アップを目指している方はぜひ公式HPをチェックしみてください。

サービス名 リクルートダイレクトスカウト
対応地域 全国
探せる職種 経営ボード、経営企画・事業計画、管理、マーケティング、クリエイティブ、営業、コンサルタント、ITコンサルタント、専門職、IT・インターネット、ゲーム、電気・電子、半導体、機械、組み込み制御、化学、化粧品・食品、金融、メディカル、建設・不動産、知的財産、その他
求人数 多い
特徴 ・高年収の非公開求人が多数
・ヘッドハンターの質が高い
・レジュメがすべて匿名(採用担当者に個人情報を見られる心配はありません)

2位:JACリクルートメント

JACリクルートメント

【おすすめ度】★★★★☆(4.5)
【公式HP】http://www.jac-recruitment.jp/

JACリクルートメントは、ハイキャリア転職実績No.1の転職エージェントです。人材紹介事業において、リクルート、dodaに次いで国内第3位の売上高を誇っています。

高年収求人をメインに扱っており、年収アップを目指している方にとっては、必須の転職エージェントと言えます。ぜひ公式HPをチェックしてみてください。

サービス名 JACリクルートメント
対応地域 全国
探せる職種 サービス、商社/流通/外食、消費財、建設/不動産、金融、クリエイティブ/マーケティング、運輸/物流/倉庫、IT・通信、コンサルティング/シンクタンク/法律・会計、電気/電子/半導体、機械/自動車、化学、金属/素材/エネルギー、メディカル・バイオ、医療/介護/福祉、その他
求人数 1万5,000件以上
特徴 ・高年収求人が多い
・ハイキャリア転職実績No.1
・グローバル転職に強い(外資系企業との取引実績4,000件)
・一気通貫型のコンサルティング体制
・人材紹介において国内3位
・業界・職種に特化したコンサルタントが約650名在籍

3位:doda

【おすすめ度】★★★★★(5.0)
【公式HP】https://doda.jp/

dodaは、人材業界大手のパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営している転職エージェントです。

転職者満足度は業界1位と言われるほど、転職者からの評価が高い転職エージェントです。

サービス名 doda
対応地域 全国
探せる職種 営業、企画・管理、事務/アシスタント、販売/サービス、コンサルタント/士業、金融専門職、公務員/教員、SE/インフラエンジニア/Webエンジニア、機械/電気、組み込みソフトウェア、建築/土木/不動産/プラント/設備、化学/素材/化粧品、食品/香料/飼料、医療系専門職、クリエイティブ
求人数 10万件以上
特徴 ・転職者満足No.1
・転職ワンストップサービス
・スカウトメールが多い
目次
閉じる