第二新卒の年齢は何歳までか知っていますか?年々転職市場でも注目度が高まっている第二新卒。転職サイトで「第二新卒歓迎」という記載も目立つようになりました。
しかし、一体何歳までが第二新卒に該当するのか知っている方は少ないでしょう。そんな第二新卒にまつわる疑問を転職エージェントが解説します。
第二新卒は何歳まで?
一般的に第二新卒は、新卒で入社後1〜3年以内までの時期を指しており、年齢で考えると、四年生大学の場合、24〜26歳までの方です。しかしながら、実は第二新卒という言葉に明確な定義はありません。法的に定義されている言葉ではないため、辞書、転職サイト、企業によって、解釈がバラついています。
そのため、企業によっては新卒で入社後4〜5年経っている場合でも、第二新卒として受け入れるケースもあります。また、マイナビ転職は「学校を卒業後1〜3年で、転職または就職を志す若年の方々」を第二新卒と定義しています。
- 第二新卒とは、24〜26歳まで(四年生大学の場合)の方を指す
- 第二新卒は、明確な定義はなく企業や転職サイトによって意味が異なる
そもそも、なぜ第二新卒という言葉があるの?
第二新卒とは、「新卒」と「社会人」の中間的存在を定義するために生まれた言葉です。一から教育が必要な「新卒」でもなく、即戦力としての活躍を期待する「社会人」でもない。
この2つの間、つまり、「即戦力とまではいかないものの、ビジネスマナーなどの社会人としての基礎は身に付いている」層を指し示すために、第二新卒という言葉が生まれました。
一般的な中途採用との違い
一般的な中途採用と第二新卒採用との明確な違いは、即戦力採用か否かです。一般的な中途採用で求められるのは、これまでの経験を活かし、即戦力としてすぐに結果を出せる力です。
一方、第二新卒採用で求められるのは、ビジネスマナーなどの社会人としての基礎的な能力と、将来的に活躍してもらえるであろうポテンシャルです。
中途採用:これまでの経験を活かし、即戦力としてすぐに結果を出せる力
第二新卒:ビジネスマナーなどの社会人としての基礎的な能力と、将来的に活躍してもらえるであろうポテンシャル
そのため、第二新卒採用においては、「やる気や熱意」「なぜこの企業に入りたいか」などが重視される、新卒採用に近い面接が行われます。もちろん、社会人としての基礎的な能力が身に付いていることが前提のため、「新卒」よりは期待度が高いです。しかし、即結果が求められる訳ではなく、中長期的に活躍してもらえるであろうポテンシャルが求められます。
新卒で入社後1〜3年の時期の第二新卒に該当する方が転職する際には、通常よりも多くの選択肢があります。例えば、自分の経験を活かしキャリアアップを狙う方は、即戦力の中途採用として、別業界・別職種などにキャリアチェンジを狙う方は、第二新卒として転職できます。
第二新卒におすすめの転職サービス
第二新卒の転職をした私が、第二新卒におすすめの転職サービスを選びました。20代に特化した転職サイトである『キャリトク』は、登録するだけですべての求人を閲覧できます。
- キャリトレ:20代に特化した転職サイト
- マイナビジョブ20’s:20代に特化した転職エージェント
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まとめ
まとめると、本記事でお伝えしたいポイントは大きく3つです。
①第二新卒とは明確な定義はないものの、一般的には入社後1〜3年目まで、年齢でいうと大体24〜26歳くらいまでの方のこと。
②第二新卒に該当する方には、即戦力としてキャリアアップを狙う中途採用や、キャリアチェンジを狙う第二新卒採用など、多様な選択肢がある。
③新卒採用の困難化や新卒社員の早期離職問題、また第二新卒の持つ特性から、現在、企業間で第二新卒採用ニーズが高まっている。
第二新卒の時期に該当する方には、多様なチャンスが広がっています。今の会社で引き続き頑張ること、キャリアアップを目指して中途採用を狙うこと、キャリアチェンジを目指して第二新卒採用を狙うこと。
いずれにせよ、「自分に嘘をつかず、本当にやりたいことをやる」ことが大事ではないでしょうか。一度きりの人生、そして、一度きりの第二新卒というタイミング。第二新卒の方々のキャリア選択が良いものになることをお祈りしております。
- 第1回:第二新卒の意味とは?
- 第2回:第二新卒と既卒の違いとは?
- 第3回:第二新卒で転職先が決まらない!?
- 第4回:第二新卒の転職に成功した話と失敗する人の特徴
- 第5回:第二新卒におすすめの転職サイトと転職サービス