第二新卒の転職でハローワークは利用するべきでしょうか?
よくこのような質問を頂きます。今回は、そんなハローワークについて第二新卒と絡めながら解説します。「そもそもハローワークってなに?」「どんなところ?」そんな疑問に転職エージェントがお答えします。
そもそもハローワークとは?
ハローワークの正式名所は「公共職業安定所」といい、厚生労働省が管轄している職業紹介所です。(職安と呼ばれることもあります)ハローワークでは、企業側は無料で求人を掲載することができ、求職者も無料で求人に応募することができます。
利用方法
ハローワークに行くと、まず相談員と面談を行います。その後、ハローワーク内にあるPCで求人を検索し、希望の求人があれば、職員に持って行き、面接を受ける手続きを行います。
現在は、『ハローワークインターネットサービス』というサイトから、Web上での公開許可を得ている求人のみ閲覧することができます。(応募する際には実際にハローワークへ行って手続きします)
ハローワークのメリット
ハローワークのメリットは、転職サイトや転職エージェントに掲載されていない地域密着型の求人があることです。転職サイトや転職エージェントの営業所がない地域では、地方の求人を見つけることが難しいです。
そのため「地元で就職したい」と考えている方は、ハローワークを利用する方が希望勤務地に沿った求人を検索しやすいと思います。
次に、ハローワークのデメリットについて解説します。
ハローワークのデメリット
①優良求人が少ない
ハローワークのデメリットは、都市部の大企業や優良企業の求人が少ないことです。その理由は、企業がハローワークに求人を掲載するには、「応募者全員と面接しなければいけない」という条件があるからです。
大企業や優良企業が、好条件の求人を出すと応募者が殺到してしまいます。その場合、応募者全員と面接をしなければならず、膨大な手間と時間、コストがかかってしまうのです。
一方、転職サイトや転職エージェントは掲載費用がかかるものの、求人に合った人材だけと面接ができるので、大企業や都市部の優良企業の多くは、民間の転職サービスのみを利用しています。
このような事情から、ハローワークには「なかなか応募が集まらない求人」や「採用にコストをかけることができない企業の求人」が大半を占めることになります。したがって、優良求人の数が少なくなってしまうのです。
②情報量が少ない
ハローワークインターネットサービスで求人を閲覧すると分かりますが、民間の転職サイトや転職エージェントに比べて求人の情報量が非常に少ないです。求人情報には、就業場所と賃金、簡単な仕事内容などが記載されているだけで、具体的な企業情報を収集するのは難しい。
企業情報を把握しない状態で応募しても、ミスマッチになる可能性が高いのでおすすめできません。効率的な転職活動を行いたい方は、転職サイトや転職エージェントを利用することをおすすめします。
第二新卒におすすめの転職サービス
第二新卒の方におすすめしているのが、下記の転職サービスです。有名な転職サービスばかりなので、ハズれはありません。
元リクルートの転職エージェントからすると、知名度の低い転職サービスはおすすめできません。「求人数」「サポートの質」「年収アップ率」を考えると、大手企業が運営している転職サービスの方が断然おすすめです。
1位:キャリトレ
2位:マイナビジョブ20’s
3位:リクルートエージェント
必須:リクナビNEXT
第1位:キャリトレ
【おすすめ度】[star rating=”5″]
【公式HP】https://www.careertrek.com/
キャリトレは、ビズリーチが運営する20代に特化したレコメンド型転職サイトです。仕組みは非常にシンプルで、レコメンドされる求人に対して「興味がある」を選択するだけで、より志向性に合った求人を探すことができます。
ビズリーチが運営しているため、有名企業や人気企業の求人が多く、また20代の転職に非常に強いため、第二新卒の方で利用されている方が多いです。
サービス名 | キャリトレ |
対応地域 | 全国 |
探せる職種 | 営業、IT・Web・エンジニア、マーケティング、メーカー技術・研究・開発、経営・企画・管理、販売・サービス・事務・アシスタント、資材・購買・物流、建設・土木、コンサルタント、金融・不動産、メディカル、専門職、クリエイティブ、その他 |
求人数 | 11万5,000件以上 |
特徴 | ・20代の転職に強い ・登録者数43万人以上 ・有名企業や人気企業が多数 ・ビズリーチが運営するレコメンド型求人サイト ・人工知能があなたに合った求人をレコメンド |
第2位:マイナビジョブ20’s(ジョブトゥエンティーズ)
【おすすめ度】[star rating=”4.5″]
【公式サイト】https://mynavi-job20s.jp/
次に、第二新卒の方におすすめなのが、マイナビジョブ20’sです。20代のための転職エージェントなので、あなたに合った求人が必ず見つかるはずです。
マイナビジョブ20’sでは、求職者に1人のキャリアアドバイザーが担当としてつきます。求人紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など、さまざまなサポートをしてくれるので、20代で初めての転職でも安心です。
マイナビジョブ20’sの評判と特徴を転職エージェントが徹底解説
サービス名 | マイナビジョブ20’s |
対応地域 | 全国 |
探せる職種 | IT・通信・インターネット、メーカー、商社、サービス・レジャー、流通・小売・フード、マスコミ・広告・デザイン、金融・保険、コンサルティング、不動産・建設・設備、運輸・交通・物流・倉庫、環境・エネルギー、公的機関・その他 |
求人数 | 普通 |
特徴 | ・内定までを徹底サポートしてくれる(初めての転職でも安心) ・すべての求人が20代対象 ・キャリアアドバイザーの質が高い ・関東や関西の転職に強い |
第3位:リクルートエージェント
【おすすめ度】[star rating=”4″]
【公式HP】https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、第二新卒がメインではありませんが、人材最大手のリクルートキャリアが運営しており、転職支援実績No.1転職エージェントです。
キャリアアドバイザーの質、求人数、サポート体制、どれをとっても他のエージェントよりも優れています。最近は、第二新卒の求人に力を入れているので、登録しておいて損はないと思います。
サービス名 | リクルートエージェント |
対応地域 | 全国 |
探せる職種 | 営業・販売・カスタマーサービス、企画・マーケティング・経営、管理・事務、物流・購買・貿易・店舗開発、コンサルタント、金融専門職、不動産専門職、クリエイティブ、SE・IT・エンジニア、エンジニア(設計・生産技術・品質管理)、建築・土木・化粧品、その他(講師・調理師・介護など) |
求人数 | 約24万件(2018年11月現在) |
特徴 | ・転職支援実績No.1 ・圧倒的な求人数 ・経験豊富なキャリアアドバイザー ・条件交渉に強いリクルーティングアドバイザー ・転職者の60%以上が年収アップ ・全国に拠点があり、相談がしやすい |
必須:リクナビNEXT
【おすすめ度】[star rating=”5″]
【公式HP】https://next.rikunabi.com/
リクナビNEXTは、業界最大手のリクルートが運営する転職サイトです。圧倒的な求人数を誇り、会員数は約800万人。転職活動をされている方のほとんどが利用しています。
求人は全国を網羅しており、幅広い職種を扱っているので、希望条件に合った求人が必ず見つかります。履歴書や職務経歴書の作成ツールが無料で使えるので、重宝すると思います。ぜひ公式HPをチェックしてみてください。
サービス名 | リクナビNEXT |
対応地域 | 全国 |
探せる職種 | 営業、事務・管理、企画・マーケティング・経営・管理職、サービス・販売・外食、Web・インターネット・ゲーム、クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイナ)、専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)、ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)、エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)、素材・化学・食品・医薬品技術職、建築・土木技術職、技能工・設備・交通・運輸、医療・福祉・介護、教育・保育・公務員・農林水産・その他 |
求人数 | 非常に多い |
特徴 | ・約85%の求人がリクナビNEXT独自の求人 ・毎週数千件の新着求人が掲載される ・スカウト機能をつかえる ・「転職成功ノウハウ」などのコンテンツが充実している ・検索機能が使いやすい ・人材紹介会社であるリクルートが運営している安心感 |
結論:第二新卒の転職でハローワークは利用するべきではない
結論を申し上げると、第二新卒の転職でハローワークは利用するべきではないです。一番大きな理由は、せっかくの「第二新卒」というメリットを最大限に活かすことができないからです。
ハローワークでは全ての求人が一括りにされており「第二新卒」をターゲットにした求人を見つけることが困難です。一方、転職サイトや転職エージェントを利用すると「第二新卒」に特化した優良求人に応募することができます。
現在、第二新卒の需要は高まっており、エン転職では掲載求人の70.7%、マイナビ転職に至っては掲載求人の84.9%の応募要領に、第二新卒が記載されています。(2019年1月時点)そのため、第二新卒で転職する際には、まずは転職サイトや転職エージェントにある求人をチェックしてみることをオススメします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。