創薬ベンチャーであるシンバイオ製薬の平均年収は1,076万円です。このページでは、そんなシンバイオ製薬の年収を「年度別」「役員」で詳しく解説します。
シンバイオ製薬の平均年収
シンバイオ製薬の平均年収は1,076万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、シンバイオ製薬の平均年収は約2倍ということがわかります。圧倒的な高年収企業です。
- シンバイオ製薬:1,076万円
- 平均年収:432万円
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シンバイオ製薬の平均年収の推移
シンバイオ製薬の最新の有価証券報告書を見ると、常に平均年収が1,100万円代後半を推移していることがわかります。
2018年度は、前年比で100万円近く平均年収が下がっています。理由は業績悪化ではなく、従業員数が大幅に増加したことが理由であると考えられます。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 1,076万円 | 48.9 | 3.8 | 90 |
2017年 | 1,195万円 | 49.9 | 4.4 | 78 |
2016年 | 1,181万円 | 48.9 | 4.3 | 77 |
2015年 | 1,112万円 | 48.4 | 4.4 | 74 |
2014年 | 1,095万円 | 47.9 | 4.4 | 69 |
2013年 | 1,087万円 | 47.2 | 4.0 | 72 |
出典:有価証券報告書
シンバイオ製薬とは
シンバイオ製薬とは、2005年に設立された創薬ベンチャー企業です。大手製薬企業が参入しにくい小規模市場である、「がん、血液、ペインマネジメント」の3つの領域に主に取り組んでいます。
シンバイオ製薬は研究所を持たない医薬品メーカー。基礎研究を行う世界中のバイオベンチャーから新薬候補を探索し、速やかに開発・製品化に取り組むビジネスモデルです。世界中の基礎医学と臨床医学を結集する独自ネットワークを持つことで、新薬を製品化しています。
シンバイオ製薬の役員の年収
有価証券報告書によると、2018年度にシンバイオ製薬が支払った役員報酬は下記の通りです。
- 取締役の役員報酬総額(8名):1億4,415万円(一人当たり約1,800万円)
- 監査役の報酬総額(4名):1,982万円(一人当たり約500万円)
シンバイオ製薬の役職別の年収
シンバイオ製薬の役職別の平均年収を算出しました。シンバイオ製薬は年功序列が残る企業であるため、年齢を重ねるごとに年収も上がっていきます。30歳以上になると、平均年収が1,000万円を超えてくることが予想されます。
(下表は口コミやindeed、リクナビNEXTなどの情報を独自に集計し算出しました)
役職 | 平均年収 |
50代 | 1,300万円〜(推定) |
40代 | 1,200万円〜(推定) |
30代 | 1,000万円〜(推定) |
20代 | 700万円〜(推定) |
製薬会社の平均年収ランキング
製薬会社の平均年収ランキングをまとめてみました。製薬会社の平均年収は非常に高いですが、今回はその中で上場企業トップ7をご紹介します。
結論から申し上げると、シンバイオ製薬は第6位でした。
企業名 | 平均年収 | 売上収益 | 従業員数 | 転職人気ランキング |
ソレイジア・ファーマ | 1,460万円 | 約3億円 | 17名 | 圏外 |
サンバイオ | 1,350万円 | 約7.4億円 | 12名 | 圏外 |
そーせいグループ | 1,241万円 | 約28億円 | 19名 | 圏外 |
エーザイ | 1,099万円 | 約6,428億円 | 3,140名 | 251位 |
第一三共 | 1,097万円 | 約9,297億円 | 5,515名 | 242位 |
シンバイオ製薬 | 1,076万円 | 約38億円 | 90名 | 圏外 |
アステラス製薬 | 1,071万円 | 約1兆3,063億円 | 5,034名 | 64位 |
出典:有価証券報告書
製薬会社業界の平均年収は非常に高く、上位7社はすべて1,000万円を超えています。
シンバイオ製薬は第7位ですが、十分に高年収企業です。売上収益に関しては、そーせいグループと同規模になります。同じく創薬ベンチャーであるソレイジア・ファーマやサンバイオなどと比べると、シンバイオ製薬の売上高・従業員数の規模は大きいです。
ソレイジア・ファーマ:1,460万円
ソレイジア・ファーマとは、がん領域を専門にする製薬会社です。少数精鋭で新薬開発、承認、臨床開発の3事業を行なっています。
具体的には、世界中の企業や少数精鋭の専門家でチームを結成することで、日本・アジアでの臨床開発を推進しています。また、世界中の医薬品企業やバイオテクノロジー企業から製品候補をライセンス導入し、共同治験などを行うことで、政府への迅速な承認取得を行なっています。
サンバイオ:1,350万円
サンバイオとは、再生細胞医薬品の開発・製造・販売を行なっている企業。2001年に米国カルフォルニア州においてSanBio, Inc.として日本人が設立した再生医療バイオベンチャーです。
しかし、2019年に「サンバイオショック」と呼ばれる株価の大暴落を起こしてしまい、経営が心配されている中、今後の展開が注目されています。
エーザイ:1,099万円
エーザイは、1941年に設立された医薬品メーカーです。売上高が高く、国内医薬品メーカーのトップ5に入っています。医薬品だけでなく、健康食品やサプリメント、特定保健用食品、入浴液なども開発・製造・販売を行なっています。
第一三共:1,097万円
第一三共とは、がん領域に強みを持ちながら様々な分野の新薬を開発している企業です。規模は日本のトップ5に入っています。グローバル展開もしており、グループ全体で1万5千人以上が働いている巨大グループです。全世界で51社、24ヶ国に拠点を展開しています。
シンバイオ製薬に転職するためには
シンバイオ製薬の転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」では圏外ですが、製薬会社の中では平均年収が高い企業であることから、求人が出ると応募が殺到します。そのため、シンバイオ製薬に転職したい方は、入念な対策を練ることおすすめします。
シンバイオ製薬に転職するために知っておくべきこと
シンバイオ製薬に転職するために知っておくべきことは、2つあります。
- 公開求人での採用は不定期
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.公開求人での採用は不定期
シンバイオ製薬は、通年採用しておらず、不定期に採用を行います。
少数精鋭で運営している企業であるため、一般公開の求人が掲載されることは滅多にありません。たまに求人が出たとしても、業界経験・職種経験が高いレベルで必要であったり、専門的な知見を高いレベルで持っていなければ選考に通らないことが多いです。
一方で、これはあくまで公開求人の話し。企業は、公開求人だけでなく非公開求人を転職エージェントに掲載している可能性があります。
2.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
シンバイオ製薬は、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。シンバイオ製薬のような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
シンバイオ製薬の場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、シンバイオ製薬の求人紹介はもちろん、シンバイオ製薬から内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
シンバイオ製薬の平均年収は1,076万円ということがわかりました。
シンバイオ製薬は通年採用を実施しています。難易度が高いため、転職エージェントなどで入念な対策を行う必要があります。
■まとめ
・シンバイオ製薬の平均年収
1,076万円
・シンバイオ製薬の役員の平均年収
取締役の役員報酬総額(8名):1億4,415万円(一人当たり約1,800万円)
監査役の報酬総額(4名):1,982万円(一人当たり約500万円)
・シンバイオ製薬の年齢別の年収
50代:1,300万円〜(推定)
40代:1,200万円〜(推定)
30代:1,000万円〜(推定)
20代:700万円〜(推定)
・シンバイオ製薬に転職するために知っておくべきこと
①公開求人での採用は不定期
②非公開求人を保有する転職エージェントを利用する