【元社員が解説】ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトの違いを徹底比較

高年収求人をメインに探している場合、ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトの利用を検討する方が多いです。

どちらのサービスもハイクラス向きの転職サイトですが、それぞれに違いがあるので、利用前に確認しておきたいところです。

この記事では、「ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトの違い」だけでなく「どちらを利用するべきか」について元リクルートの転職エージェントが解説します。

目次

ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトとは?

PCとスマホ

ビズリーチリクルートダイレクトスカウトは、どちらもヘッドハンティング系の転職サービスです。

基本的な利用の流れは、

  1. レジュメ登録
  2. ヘッドハンターからのスカウトを待つ
  3. スカウトを受け取ったら応募する

このようになります。

どちらのサービスも自分で求人を検索することができますが、ヘッドハンターを介して応募するのが通常です。

ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトの違い

ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトの違いを表にまとめました。大きく違う点は、「公開求人数」「ヘッドハンターの数」「料金」「スカウトの送信元」の4つです。

ビズリーチ リクルートダイレクトスカウト
公開求人数 10万5544件 5万6841件
求人の質 高年収求人がメイン 高年収求人がメイン
スカウトの種類 ・通常のスカウト
・プラチナスカウト
・通常のスカウト
・一球入魂スカウト
スカウトの送信元 採用企業またはヘッドハンター ヘッドハンターのみ
ヘッドハンターの数 4610人 2344人
料金 一部有料 完全無料
会員数 108万人以上 非公開

※2020年8月時点

違い①:公開求人数

公開求人数は、

  • ビズリーチ:10万5544件
  • リクルートダイレクトスカウト:5万6841件

ビズリーチの方がリクルートダイレクトスカウトよりも約2倍多いです。一見、「ビズリーチの方が良い!」と思うかもしれませんが、重要なのは求人の質です。

違い②:求人の質

どちらも登録している私の意見としては、

  • ビズリーチ:高年収ではあるが年収の幅が大きい
  • リクルートダイレクトスカウト:高年収求人がメイン

ビズリーチの方が求人数は多いですが、リクルートダイレクトスカウトの方が求人の質は高いと思います。リクルートダイレクトスカウトは、本当に高年収求人だけです。

求人検索の年収欄を見ればわかりますが、ビズリーチは「年収300万円から」求人検索できるのに対して、リクルートダイレクトスカウトは「年収600万円から」となっています。

つまり、高年収求人をメインに扱っているのは、リクルートダイレクトスカウトということです。

違い③:スカウトの種類

スカウトの種類は基本的に同じです。

  • ビズリーチ:通常のスカウト+プラチナスカウト
  • リクルートダイレクトスカウト:通常のスカウト+一求入魂スカウト

「ビズリーチのプラチナスカウト=キャリカーバーの一求入魂スカウト」と言った感じです。それぞれの違いは多少ありますが、同じと考えて大丈夫です。

違い④:スカウトの送信元

「スカウトの送信元」とは、「誰がスカウトを送るのか?」ということです。ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトは、ここが大きく違います。

  • ビズリーチ:採用企業またはヘッドハンター
  • リクルートダイレクトスカウト:ヘッドハンターのみ

ビズリーチは、採用企業からも直接スカウトをもらうことがあります。採用企業からスカウトをもらった場合、書類選考なしで面接に進めるので大きなメリットです。

とはいえ、スカウトの内訳としては、採用企業よりもヘッドハンターからのスカウトが圧倒的に多いです。

このあたりについては、こちらの記事をご覧ください。

違い⑤:ヘッドハンターの数

ヘッドハンターの数も大きく違います。

  • ビズリーチ:4610人
  • リクルートダイレクトスカウト:2344人

なぜこれだけヘッドハンターの数が違うのか?

理由は複数あると思いますが、ビズリーチの方がヘッドハンターの登録がしやすいからだと思います。

ビズリーチまたはリクルートダイレクトスカウトに登録しているヘッドハンターは、大手の転職エージェンに所属しているか、個人でエージェント活動をしている方です。

ビズリーチは、登録の敷居を低くしてヘッドハンターの数を増やし、リクルートダイレクトスカウトは、登録の敷居を高くしてヘッドハンターの質を担保している印象です。

違い⑥:料金

最大の違いは「料金」です。

  • ビズリーチ:一部有料
  • リクルートダイレクトスカウト:完全無料

リクルートダイレクトスカウトは、完全無料ですべてのサービスを利用できます。一方、ビズリーチには、無料プランと有料プランがあります。

さらに、有料プランは「タレント会員」と「ハイクラス会員」に分かれています。

  • タレント会員:2,980円(税抜き)/30日間
  • ハイクラス会員:4,980円(税抜き)/30日間

違い⑦:会員数

会員数は、

  • ビズリーチ:108万人以上
  • リクルートダイレクトスカウト:非公開

リクルートダイレクトスカウトは公開していないため、比較できません。ただし、下記の理由でビズリーチの方が会員数が多いと考えられます。

  • サービスの開始時期
  • 運営会社の類似サービス数
  • ビズリーチはCMを打っている

サービスの開始時期

サービスの開始時期は、ビズリーチが2010年6月であるのに対して、リクルートダイレクトスカウトは2014年6月です。

運営会社の類似サービス数

ビズリーチ社は、ビズリーチとキャリトレをメインに運営しています。

一方、リクルート社は、リクルートダイレクトスカウトだけでなく、リクルートエージェントやリクナビNEXTなども運営しています。

ビズリーチ社にとって、ビズリーチという転職サービスはメインサービスに当たるので、会員数ではリクルートダイレクトスカウトに勝っていると考えるのが普通です。

ビズリーチはCMを打っている

ビズリーチは、知名度を上げるために常にCMを打っています。

一方、リクルートダイレクトスカウトはCMを打ったことがないと思います。CM以外のプロモーションとして、アフィリエイトやリスティング広告を含めたWebプロモーションに力を入れている印象です。

会員数を増やすのであれば、CMが効果的なので、ビズリーチの方が会員数が多いと予測できます。

ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトどちらを利用するべき?

結論から言うと、どちらも利用するべきです。

転職活動で大事なことは、「自分に合った求人に出会うこと」です。つまり、求人の選択肢は広げておいた方が良いです。

ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトは、どちらも高年収求人を扱っていますが、保有している求人は違います。

「ビズリーチにはあるけど、リクルートダイレクトスカウトにはない」という求人が必ずあります。逆も然りです。

とはいえ、「どちらのサービスが自分に合っているのか」を知りたい方がいると思うので、下記で解説していきます。

どちらを利用するべきかの判断基準

少し無理やりかもしれませんが、判断基準を考えました。

  • ビズリーチ:年収500〜1,000万円の求人を探している方
  • リクルートダイレクトスカウト:年収600〜年収2,000万円の求人を探している方

こんな感じです。

ビズリーチは年収レンジが広いので、「年収500万円くらいの方が年収アップを目指す場合」に利用価値が高いと思います。

リクルートダイレクトスカウトは役員クラスや管理職クラスの求人が多いので「年収500〜700万円の方で役職クラスを目指す場合」に利用価値が高いと思います。

高年収求人を探している方はJACリクルートメントもおすすめ

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ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトを利用している方は、高年収求人をメインに探していると思います。

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