「リクルートエージェントは電話がしつこい」このような噂を聞いたことがあるかもしれません。結論から申し上げると、リクルートエージェントの電話はしつこいです。
しかし、「むやみに電話が何度もかかってくる」ということではありません。リクルートエージェントから電話がかかってくるのには、ちゃんとした理由があります…。
この記事では、「リクルートエージェントから電話がかかってくる理由」や「電話がしつこいと感じた時にどのように対応すれば良いのか」について元リクルートの転職エージェントが解説します。
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リクルートエージェントから電話がかかってくる理由
そもそも、なぜリクルートエージェントは電話をかけてくるのでしょうか?
段階毎に、主に5つの理由が挙げられます。
- 面談の日程調整のため
- 紹介した求人の反応を知るため
- 選考のフィードバックを確認するため
- 面接の日程変更などの緊急連絡
- 単純に担当者がよくない
①面談の日程調整のため
リクルートエージェント登録後に多いのが「面談の日程調整」についての電話です。リクルートエージェントに登録した場合、担当のキャリアアドバイザーが付き、必ず一度は面談を行います。
なぜ、面談が必要なのか?
その理由は、あなたに合った求人を紹介するためです。あなたの「希望条件」や「志向性」を面談を通して理解することで、ミスマッチがない求人を紹介することが可能になるのです。
②紹介した求人の反応を知るため
リクルートエージェントに登録し、面談を終えると、担当者から多くの求人が紹介されます。求人紹介後、求職者が何も反応せずに放置していると、電話連絡が来ることが多いです。
この時の担当者側が考えていることは、
ということです。
また、選考は日々状況が変わります。求人紹介から数日経つと、すでに他のライバル候補者がどんどん選考に進んでいるケースはざらです。担当者としては「優良求人」や「求職者に合った求人」ほど早く応募して欲しいと考え、電話で催促することもあります。
③選考のフィードバックを確認するため
キャリアアドバイザーから面接のフィードバックを確認する電話がかかってくることもあります。リクルートエージェントの場合、面接感想のアンケートメールもお願いされますが、面接の所感を細かく確認するために電話することが多いです。
なぜ、面接のフィードバックを確認するのか?
フィードバックを細かく確認する理由は、選考を上手く進めるためです。求職者の疑問点・不安点をいち早くキャッチし、企業にそれを伝えたり、意欲が高ければその意欲を企業に伝えることで選考が有利に働くこともあります。
面倒臭いという気持ちもあるかもしれませんが、丁寧なフィードバックをするのとしないのとでは、選考の進め方に大きな差が生まれます。
④面接の日程変更などの緊急連絡
明日の面接や当日の面接が、何らかのトラブルで日程変更になるケースもあります。その際には、確認のために何度も電話がかかってきます。
したがって、面接が組まれている段階で担当者からしつこく電話がかかってきている場合、日程変更などの緊急連絡の可能性が高いです。
⑤単純に担当者がよくない
なかには、質の悪い担当者もいます。自分のノルマ達成のためだけに、求職者のことを考えずに大量の電話をかけてくる担当者もゼロではありません。
メールや電話で改善要求をしても変わらない場合、担当変更を申し出ましょう。担当変更をすることでサービスの質が悪くなることはありませんので、安心してください。自身の担当者に直接連絡することが気まずい場合、『お問い合わせ』から担当変更の旨を連絡することも可能です。
リクルートエージェントからの電話を「しつこい」と感じたら
先述したように、担当者が電話をかける理由は、あくまでも「求職者が転職活動を円滑に進め、転職に成功する」ためです。しかし、それでも「しつこい」「鬱陶しい」と感じる時もあるかと思います。その場合、下記のような原因が考えられます。
- 転職に対するモチベーションのズレ
- 電話できる時間帯のすれ違い
- そもそも電話が苦手だということが伝わっていない
①転職に対するモチベーションのズレ
基本的に、担当者は求職者に対して積極的に連絡を行います。なぜなら、転職成功の鍵は「スピード」だからです。転職市場は日々動き、選考状況も随時変化しているため、早く動くほど転職成功の確率は高まります。
そのため、「転職したい」と考えている求職者に対して、転職成功のために、担当者は積極的に連絡を行います。しかし、「転職したい」と一言で言ってもその内容はさまざま。ゆっくり転職活動がしたいのか、良い求人がある時だけ転職を考えるのか、すぐにでも転職したいのか、その人によって色々な状況があると思います。
自身の転職モチベーションが伝わっていないと、本当はゆっくり転職活動がしたいと思っていたとしても、担当者から積極的に連絡が来てしまいます。そのようなズレがないように、自身の転職モチベーションをはっきりと担当者に伝えましょう。
②電話ができる時間帯のすれ違い
基本的に担当者は、求職者の状況に合わせて電話連絡をします。在職中の方は早朝や夕方以降、離職中の方は日中などが多いです。しかし、明確に時間を指定していない場合、電話に出れない時間帯に連絡を入れることもあります。
そのため、例えば「平日は19時以降、土日祝は10時以降に電話をかけてください」と、電話の時間を指定しておきましょう。よっぽどの緊急連絡以外は、必ず守ってくれます。
③そもそも電話ができない・苦手だということが伝わっていない
そもそも電話が苦手な場合や、電話できる時間帯が無い方もいらっしゃると思います。電話ではなくメールでやりとりしてもらえるように担当者に伝えましょう。そのような求職者は珍しくないので、変に思われることもありません。
一方で、その分メールはしっかりと書き込んで、質の高い情報を担当者に送るように心掛けましょう。担当者とのコミュニケーションを適切に取れるほど、転職は成功しやすいです。
転職成功の秘訣の一つが「スピード」です。担当者もそれを分かっているため、積極的に電話をかけてお尻を叩いてくれます。多少鬱陶しいなと感じても「転職成功のため」と考えると、捉え方も変わってくるかもしれませんね。
リクルートエージェントからの電話は無視しても大丈夫?
リクルートエージェントからの電話を無視しても良いかどうかは、求職者側の転職意欲によります。リクルートエージェントからの電話を無視すると、下記のようなデメリットが生じることを想定しておきましょう。
- 転職意欲が低いと見なされて、そもそも優良紹介してもらえない。
- 関係性が悪くなって気まずくなり、連絡が必要な場面でも連絡が取り難くなる。
- 面接に進んでも、積極的にサポートしてもらえないことがある。
- 面接後、担当者から企業側へフォローができない。(情報が無いため)
「担当者なんていらない。自分で求人を探して、書類も面接も全部自力でやる」と決めている方ならば、電話を無視しても良いでしょう。しかし、そうでは無い場合、無視するのは得策ではありません。
もちろん、リクルートエージェントに登録した当初から状況が変わり、転職活動を一旦ストップするor急がずにゆっくり転職活動をすることもあるかもしれません。その際には、担当者に対して、「今は意欲がないので、また意欲が高まればこちらから連絡します」と一言伝えるだけで、電話は止まります。
転職エージェントサービスも、人対人のコミュニケーションで成り立っているものです。求職者側も、しっかりと自身の状況を伝えることが大事です。
リクルートエージェントが合わないと感じたら
ここまで読んで頂いた方のなかには、「リクルートエージェント以外におすすめの転職エージェントを知りたい」と思っている方もいると思います。
そんな方のために、元リクルートの転職エージェントがおすすめの転職エージェントを4つご紹介します。
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2位:パソナキャリア
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