JACリクルートメントは「低学歴」だと登録できない。
JACリクルートメントは「学歴」を重視している。
このような、評判をよく見かけます。
間違いではありませんが、JACリクルートメントの利用においては、「学歴」よりも「職歴」が重要になります。
この記事では、元リクルートの転職エージェントが「学歴が重要か?」だけでなく「どんな人にJACリクルートメントはおすすめか?」について解説します。
JACリクルートメントに「学歴」は関係ある?
転職エージェントの経験から言うと、JACリクルートメントの利用において「学歴」は関係ありません。
実際に、大卒や院卒ではなく、高卒や短大卒の登録者はいます。
学歴よりも職歴を重要視している
JACリクルートメントは、「学歴」よりも「職歴」を重要視しています。
具体的には、
- 経験・スキル
- 現在の年収
- 転職回数
- マネジメント経験の有無
これらを基準に総合的に求職者を判断している印象です。
そのため、自分の「学歴」に自信がない方でも、一度登録してみることをおすすめします。中途採用では、「学歴」よりも「職歴」が大事。これはほとんどの企業で共通認識となっています。
実は、登録自体は誰でも可能です
JACリクルートメントの登録自体は誰でも可能です。正しく言うと、登録はできても実際に利用できるかが重要になります。
JACリクルートメントは、
- 登録
- 面談・求人紹介
- 応募・面接
- 内定
- 入社
という流れで利用します。
登録では、「基本情報」と「職務経歴」を入力します。JACリクルートメントは、登録時点で求職者を絞り込むため、登録情報の分量が多いです。
そして、登録した内容をもとに、紹介できる求人があるか審査されます。紹介できる求人がないと判断された場合には、面談に進むことはできず、お断りメールが届きます。
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優秀な人材でも審査に通らないケース
「経験・スキルが見合っていない」「極端に年収が低い」などの場合、紹介できる求人がないと判断されるのは仕方がないです。
しかし、優秀な人材でも審査に通らないケースがあります。
それは登録情報を適当に記入したことにより、審査が通らないケース。(登録情報をほとんどブランクにしているなど)
JACリクルートメントは、ミドル〜ハイクラス層をターゲットにした転職エージェントなので、登録時点で厳しいスクリーニング(絞り込み)をしています。
そのため、登録情報はしっかりとすべて埋める。これだけで、審査の通りやすさが大きく変わります。
実際のお断りメール
審査に通らなかった場合、下記のようなお断りメールが届きます。
◯◯様
お世話になっております。
JAC Recruitment ビジネスサポートチームの◯◯と申します。
この度は、弊社無料転職サポートへご登録いただき、誠にありがとうございます。
今回ご登録いただきました内容をもとに検討いたしました結果、
現時点でご紹介できる求人はございませんでした。
<中略>
今後につきましては、求人状況の変化によりご紹介可能な求人がはいりました際に担当よりご連絡させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
念の為、JACリクルートメントに断られたからと言って転職に悲観的になる必要はありません。
各転職サービスには、それぞれの強みや相性があり、あなたとJACリクルートメントの相性が悪かっただけです。
あなたに合った転職サービスは必ず見つかるはずです。下記で解説していきますね。
JACリクルートメントを利用するべき人
結論、年収500万円以上の方であれば、登録して損はないと思います。
JACリクルートメントは、日本を代表する企業や外資系企業の求人を大量に保有しているので、年収500万円以上で年収アップを目指している方にとっては利用価値が大きいです。
また、JACリクルートメントはコンサルタントの質も高いことで有名です。それぞれの業界に精通しているコンサルタントが所属しているので、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策などの転職サポートを手厚く受けられるのもメリットの一つです。
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JACリクルートメントと合わせて利用したい転職サービス
ミドル〜ハイクラス層の方で、高年収求人をメインに探している方は、下記の転職サービスもおすすめです。
- リクルートダイレクトスカウト:リクルートエージェントのハイクラス版
- ビズリーチ:ハイクラス層向けの会員制転職サイト
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1(ハイクラス特化の事業部があります)
リクナビNEXTの調査では、転職成功者は平均4.2社の転職サービスを利用しています。各転職サービスごとに保有している求人が異なるので、求人の選択肢を広げる意味でも2〜3社は利用することをおすすめします。
JACリクルートメントにお断りされた方におすすめの転職サービス
一概に年収だけで判断はできませんが、年収500万円に達していない方は、「リクルートエージェント」や「doda」などの総合転職サービスの方がおすすめです。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- doda:転職エージェント業界2位
- パソナキャリア:転職サポートが非常に手厚い
補足①:そもそも転職に「学歴」は必要か?
先述したように、転職には「学歴」よりも「職歴」が重要です。
では、採用企業はどのように考えているのか?
結論から言うと、採用企業は「学歴」も見るが、それ以上に「職歴」を見ます。
dodaのデータで言うと、
学歴不問の求人:40%
大卒以上を求める求人:44%
学歴を採用条件の一つに設けている求人:60%
「学歴」を重要視している企業が多いように思えます。
しかし、転職エージェントの経験から言うと、現職または前職の「職歴」が優秀な場合、「学歴」は直接的な採用条件にはならないと考えています。
「大卒以上」の求人に「短大卒」の求職者が内定した話
私がリクルートの転職エージェントをしていた時、「大卒以上」が採用条件の求人に対して「短大卒」の求職者を推薦しました。
その求職者は、現職で素晴らしい成果を上げており、「学歴」は関係ないと判断しました。採用企業に対しては、「なぜこの求職者を推薦したのか?」をしっかりと説明し、面接をしてもらいました。
結果、内定。
その採用企業は非常に人気企業だったので、多くの求職者が応募していました。しかし、どんなに「学歴」が高い求職者よりも「短大卒」の求職者が内定したのです。
業界によっては、絶対に「学歴」が必要という場合もありますが、「学歴」だけで諦めてしまうのは非常にもったいないです。
補足②:「学歴」が重視されるケース
転職においては、「学歴」よりも「職歴」が重要です。しかし、下記の場合、やはり「学歴」が重要になってきます。
- 総合商社などを受ける場合
- 第二新卒で転職する場合
①総合商社などを受ける場合
「学歴」を重視する業界として有名なのが総合商社です。総合商社だけでなく、古い慣習が残っている金融業界なども「学歴」を重視する傾向が強いです。
②第二新卒で転職する場合
第二新卒は、一般的に「新卒入社した会社を3年以内に辞めた求職者」のことを指します。第二新卒の場合、そもそもの職歴が浅いため、「学歴」が重視される傾向があります。
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