転職用「履歴書」は手書き?パソコン?どっちが有利なのかを解説

目次

転職用の「履歴書」は見やすさを重視するべき

結論から申し上げると、「手書き」と「パソコン」はどちらでも問題ありません。

どちらで作成するかよりも「どちらが見やすいか」を考えるべきです。

例えば、字が汚く、綺麗に書ける自信がない方は、パソコンで作成した方が良いでしょう。パソコンで作成したからと言って、マイナスになることはありません。元転職エージェントの経験からすると、パソコンで作成している方の方が、断然多いです。

一方、手書きで作成した履歴書は、書類選考を通過する上でひとつの武器になることがあります。手書きの方が「熱意」や「人柄」が伝わりやすい側面があるからです。

先日、採用担当者がこのようなことを言っていました。

弊社以外にも受けている会社があるはずなのに、手書きの履歴書や職務経歴書を提出されたら、目を通さずにはいられないですよ。字がキレイ、汚い関係なく、誠意が伝わりますね。

手書きで作成するのは、非常に手間がかかりますが、志望度が高い企業に対しては、手書きで履歴書を作成するのも一つの手です。

手書きで作成する場合の注意点

手書きで作成する場合は、3つの注意点を守りましょう。具体的な書き方については、『転職用の履歴書の書き方を見本付で解説』でご紹介しています。

手書きで作成する場合の注意点
  1. 万年筆または細字のサインペンを使う
  2. インクの色は必ず黒
  3. 修正テープは絶対に使わない

パソコンで作成する場合の注意点

パソコンで作成する場合は、2つだけ注意点があります。特にサイズには、注意が必要です。

まれに、サイズがA4以外の履歴書がありますが、読みにくいので避けたほうが良いでしょう。パソコンで作成する場合は、『履歴書テンプレート』を使うことをおすすめします。

パソコンで作成する場合の注意点
  1. サイズはA4サイズにする
  2. 印刷紙は上質紙がベター

    履歴書についてよくある質問

    質問

    Q1:学歴はいつから書くべき?

    履歴書の学歴はいつから書くべきですか?転職の履歴書は初めてなので、教えてください。

    転職の場合、「高校卒業」から書くのが一般的です。一方、新卒の場合は、中学卒業から書くのが一般的です。

    詳しくは、『転職用「履歴書」の学歴はいつから書くべき?【見本付き】』で解説しています。

    Q2:履歴書の写真は自撮りでも大丈夫?

    履歴書に貼る写真は、スマートフォンで自撮りしたもので大丈夫でしょうか?写真スタジオに行く時間がないので、困っています。

    履歴書の写真は、採用担当者があなたの顔を見る最初の機会です。暗くて見えづらいものやサイズが明らかにおかしい写真はNGです。

    実際に、自撮りの写真を使っている方もいらっしゃいますが、写真スタジオで撮った方が無難です。

    詳しくは、『転職用「履歴書」の写真について【服装や髪型を男女別で解説】』で解説しています。

    Q3:転職回数が多い場合の職歴の書き方は?

    私は30代で既に5回の転職をしています。転職回数が多い場合、履歴書で気をつけるべきことはありますか?

    転職回数が多い方は、職歴の書き方を工夫する必要があります。職歴をありのまま書いてしまうと行数が長くなるので、非常に見にくい履歴書になってしまいます。

    私がおすすめしているのは、「履歴書はシンプルに職務経歴書は具体的に」です。

    実際の書き方については説明が長くなってしまうので、『転職回数が多い方におすすめの履歴書の書き方』を参照ください。

    Q4:履歴書の封筒の書き方は?

    履歴書を郵送することになったのですが、履歴書や職務経歴書などの応募書類を送る封筒の書き方を教えてください。

    封筒の書き方は、見本付で説明したほうがわかりやすいので、『履歴書&職務経歴書のための封筒の書き方』を参考にしてみてください。

    Q5:履歴書のサイズはA4かB5どちらが良い?

    履歴書には、A4とB5サイズがありますが、転職の場合どちらが良いのでしょうか?

    A4かB5どちらが良いかではなく、どちらが見やすいかで選ぶべきです。書くことが多い方はA4サイズ、書くことが少ない方はB5サイズを選ぶと良いと思います。

    また、履歴書はメーカーごとに構成が異なります。自分が書きやすい構成の履歴書を見つけましょう。

    このあたりについては、『履歴書のサイズはA4サイズが良いか、B5サイズが良いか?』で詳しく解説しています。

    Q6:履歴書は手書き?パソコン?

    履歴書は手書きで書くべきでしょうか?受ける企業が多いのでパソコンにしようと思っています。パソコンの場合、不利になることがあるのかも教えてください。

    まず、パソコンで作成したからと言って不利になることはありません。しかし、手書きで作成した履歴書は、ひとつの武器になります。

    手書きで作成するには、手間と時間がかかる分、採用担当者からの印象が良くなることがあります。

    第一志望の企業では、手書きという選択肢もひとつかもしれません。詳しくは、『転職用「履歴書」は手書き?パソコン?』で解説しています。

    Q7:履歴書の志望動機は書く必要ある?

    履歴書の志望動機欄は書く必要はありますか?採用担当者が志望動機欄をどれくらい重視しているのかも知りたいです。

    私は、面接官として何名かの採用に関わったことがありますが、履歴書の志望動機はほとんど見ていませんでした。

    個人差はありますが、履歴書の志望動機はほとんどの採用担当者が見ていないと思います。

    事実、職務経歴書を中心に書類選考を行う採用担当者が多いです。だからと言って、履歴書の志望動機を書く必要がないということではありません。履歴書の志望動機欄は、端的に志望動機を記載するだけで良いです。

    採用担当者からすると、長文で書かれた志望動機よりも、ポイントを絞って書かれた志望動機の方が読みやすく、理解がしやすく、印象に残ります。

    採用担当者の気持ちに立って「履歴書・職務経歴書」を書けば、書類選考でマイナスになることはないです。

    卒業年次の早見表

    生年から、卒業年度を簡単に確認できるよう、卒業年次早見表を作成しました。ぜひ活用ください。

    生年 中学校卒業 高校卒業 大学卒業
    1965年
    (昭和40年)
    1981年
    (昭和56年)
    1984年
    (昭和59年)
    1988年
    (昭和63年)
    1966年
    (昭和41年)
    1982年
    (昭和57年)
    1985年
    (昭和60年)
    1989年
    (平成元年)
    1967年
    (昭和42年)
    1983年
    (昭和58年)
    1986年
    (昭和61年)
    1990年
    (平成2年)
    1968年
    (昭和43年)
    1984年
    (昭和59年)
    1987年
    (昭和62年)
    1991年
    (平成3年)
    1969年
    (昭和44年)
    1985年
    (昭和60年)
    1988年
    (昭和63年)
    1992年
    (平成4年)
    1970年
    (昭和45年)
    1986年
    (昭和61年)
    1989年
    (平成元年)
    1993年
    (平成5年)
    1971年
    (昭和46年)
    1987年
    (昭和62年)
    1990年
    (平成2年)
    1994年
    (平成6年)
    1972年
    (昭和47年)
    1988年
    (昭和63年)
    1991年
    (平成3年)
    1995年
    (平成7年)
    1973年
    (昭和48年)
    1989年
    (平成元年)
    1992年
    (平成4年)
    1996年
    (平成8年)
    1974年
    (昭和49年)
    1990年
    (平成2年)
    1993年
    (平成5年)
    1997年
    (平成9年)
    1975年
    (昭和50年)
    1991年
    (平成3年)
    1994年
    (平成6年)
    1998年
    (平成10年)
    1976年
    (昭和51年)
    1992年
    (平成4年)
    1995年
    (平成7年)
    1999年
    (平成11年)
    1977年
    (昭和52年)
    1993年
    (平成5年)
    1996年
    (平成8年)
    2000年
    (平成12年)
    1978年
    (昭和53年)
    1994年
    (平成6年)
    1997年
    (平成9年)
    2001年
    (平成13年)
    1979年
    (昭和54年)
    1995年
    (平成7年)
    1998年
    (平成10年)
    2002年
    (平成14年)
    1980年
    (昭和55年)
    1996年
    (平成8年)
    1999年
    (平成11年)
    2003年
    (平成15年)
    1981年
    (昭和56年)
    1997年
    (平成9年)
    2000年
    (平成12年)
    2004年
    (平成16年)
    1982年
    (昭和57年)
    1998年
    (平成10年)
    2001年
    (平成13年)
    2005年
    (平成17年)
    1983年
    (昭和58年)
    1999年
    (平成11年)
    2002年
    (平成14年)
    2006年
    (平成18年)
    1984年
    (昭和59年)
    2000年
    (平成12年)
    2003年
    (平成15年)
    2007年
    (平成19年)
    1985年
    (昭和60年)
    2001年
    (平成13年)
    2004年
    (平成16年)
    2008年
    (平成20年)
    1986年
    (昭和61年)
    2002年
    (平成14年)
    2005年
    (平成17年)
    2009年
    (平成21年)
    1987年
    (昭和62年)
    2003年
    (平成15年)
    2006年
    (平成18年)
    2010年
    (平成22年)
    1988年
    (昭和63年)
    2004年
    (平成16年)
    2007年
    (平成19年)
    2011年
    (平成23年)
    1989年
    (平成元年)
    2005年
    (平成17年)
    2008年
    (平成20年)
    2012年
    (平成24年)
    1990年
    (平成2年)
    2006年
    (平成18年)
    2009年
    (平成21年)
    2013年
    (平成25年)
    1991年
    (平成3年)
    2007年
    (平成19年)
    2010年
    (平成22年)
    2014年
    (平成26年)
    1992年
    (平成4年)
    2008年
    (平成20年)
    2011年
    (平成23年)
    2015年
    (平成27年)
    1993年
    (平成5年)
    2009年
    (平成21年)
    2012年
    (平成24年)
    2016年
    (平成28年)
    1994年
    (平成6年)
    2010年
    (平成22年)
    2013年
    (平成25年)
    2017年
    (平成29年)
    1995年
    (平成7年)
    2011年
    (平成23年)
    2014年
    (平成26年)
    2018年
    (平成30年)
    1996年
    (平成8年)
    2012年
    (平成24年)
    2015年
    (平成27年)
    2019年
    (平成31年)
    1997年
    (平成9年)
    2013年
    (平成25年)
    2016年
    (平成28年)
    2020年
    (平成32年)
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