日本を代表するエレクトロニクスメーカーである富士フイルムホールディングスの平均年収は997万円です。
この記事では、そんな富士フイルムホールディングスの年収を「年度別」「役員」「エレクトロニクス業界」などで詳しく解説します。
富士フイルムグループとは
出典:富士フイルムホールディングス公式HP
富士フイルムグループとは、富士フイルムホールディングスを親会社に、国内外数十社の子会社で構成されている一大グループです。
グループ全体で、主にエレクトロニクス分野やヘルスケア分野を展開しており、私たちがよく知る「富士フイルム」や「富士ゼロックス」は、富士フイルムホールディングスの子会社です。
現在、有価証券報告書を公開しているのは富士フイルムグループを統括する富士フイルムホールディングスだけなので、この記事では富士フイルムホールディングスのデータを扱います。
富士フイルムグループ企業の年収が知りたい方も、この記事のデータを参考にしていただければと思います。
富士フイルムホールディングスの平均年収
富士フイルムホールディングスの平均年収は997万円です。国税庁の民間給与実態調査によると平均年収は432万円なので、富士フイルムホールディングスの平均年収は2.3倍ということがわかります。
- 富士フイルムホールディングス:997万円
- 平均年収:432万円
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富士フイルムホールディングスの平均年収の推移
富士フイルムホールディングスの最新の有価証券報告書を見ると、平均年収は1,000万円代前後を推移しています。ホールディングス企業の中でも高年収企業であることがわかります。
2017年度から平均年収が下がっているのは、富士フイルムホールディングスが富士フイルム・富士ゼロックスの経理部門を統合したことにより、従業員が増えたことが原因です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 |
2018年 | 997万円 | 42.7 | 17.8 | 233 |
2017年 | 971万円 | 42.7 | 17.8 | 220 |
2016年 | 1,046万円 | 42.3 | 17.7 | 112 |
2015年 | 1,070万円 | 43.6 | 19.1 | 112 |
2014年 | 1,076万円 | 44.5 | 20.2 | 120 |
2013年 | 1,070万円 | 45.2 | 19.5 | 125 |
出典:有価証券報告書
富士フイルムホールディングスの社長の年収・役員報酬
有価証券報告書によると、2018年度に富士フイルムホールディングスが社内取締役9名に支払った役員報酬の総額は6億3,000万円でした。
また、有価証券報告書では、連結報酬が1億円を超えている役員の氏名と報酬額を公表しています。富士フイルムホールディングスの場合は下記の通りです。(役職は2018年度当時のものです)
- 古森重隆氏(代表取締役会長):4億5,300万円
- 助野健児氏(代表取締役社長):2億6,600万円
- 玉井光一氏(代表取締役副社長):1億8,300万円
エレクトロニクス業界の平均年収ランキング
2019年に公表された有価証券報告書をもとに、エレクトロニクス分野の企業のランキングを作成いたしました。富士フイルムホールディングスの平均年収は2位です。
高順位に位置していますが、富士フイルムホールディングス以外の企業は事業会社。そのため、従業員数の少ないホールディングス企業である富士フイルムホールディングスの平均年収が必然的に高くなっています。
No. | 社名 | 平均年収 |
1 | ソニー | 1,051万円 |
2 | 富士フィルムホールディングス | 997万円 |
3 | 東芝 | 915万円 |
4 | 日立製作所 | 894万円 |
5 | リコー | 818万円 |
6 | 三菱電機 | 817万円 |
7 | NEC | 799万円 |
8 | Canon | 779万円 |
9 | パナソニック | 774万円 |
10 | SHARP | 753万円 |
富士フイルムに転職するためには
富士フイルムホールディングスは、中途採用を行なっていません。そのため、ここでは富士フイルムホールディングスの中核企業である事業会社の富士フイルムについて解説します。
富士フイルムの転職難易度は高いです。「社会人が選ぶ転職人気企業ランキング」でも常に上位にランクインしており、富士フイルムを志望している方は、事前準備が重要になります。
富士フイルムに転職するために知っておくべきこと
富士フイルムに転職するために知っておくべきことは、3つあります。
- マイページでキャリア登録が可能
- 通年採用を実施
- 非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
1.マイページでキャリア登録が可能
富士フイルムは、『採用ページ』で自身のキャリアを登録することができます。富士フイルムの採用ページで自身のキャリアを登録しておくと、富士フイルムの採用担当者があなたのキャリアを閲覧します。そして、「この人と会いたい」と採用担当者が思えば、面接へのオファーメッセージが届きます。
一般公開されている求人の中に興味のあるものや、自身の経験とマッチするものがなかった場合でも、キャリアを登録しておけば、非公開求人の打診を行ってくれる可能性もあると推定できます。したがって、富士フイルムに興味を持っている方は、必ず富士フイルムの採用ページでキャリアを登録しましょう。
2.通年採用を実施
富士フイルムは通年採用を実施しています。時期によって求人掲載数は変わりますが、常時十数件の求人が募集されています。基本的に、どの職種も即戦力(若手〜中堅)・ハイクラスを対象としており、専門的な経験やスキルを求められます。
主に技術系職種(医療機器開発、画像技術、情報技術、半導体材料開発など)やバックオフィス職種(企業法務、経理業務)が多いです。
3.非公開求人を保有する転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、求人紹介や履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接の日程調整、面接後の条件交渉などを担当のキャリアアドバイザーがサポートしてくれる無料サービスです。
富士フイルムは、転職エージェントに「非公開求人」を掲載している可能性があります。富士フイルムのような人気企業が求人を出すと応募者が殺到しやすいため、一般には公開しない「非公開求人」を転職エージェントに発注することが多いです。
富士フイルムの場合、転職難易度が非常に高いので、万全な準備が求められます。転職エージェントでは、富士フイルムの求人紹介はもちろん、富士フイルムから内定を貰うための面接対策を行ってもらえるため、転職エージェントを利用した方が内定確度は高まるでしょう。
- リクルートエージェント:転職支援実績No.1
- JACリクルートメント:ハイクラス転職実績No.1
- パソナキャリア:転職サポートの質が高い
まとめ
富士フイルムホールディングスの平均年収は997万円ということがわかりました。
富士フイルムホールディングスは、ホールディングス企業の中でも高年収です。事業会社の富士フイルムと富士ゼロックスを主軸に順調に成長しています。
富士フイルムは通年採用も行なっているため、富士フイルムに興味のある方は転職エージェントで対策を練った上で挑戦してみることをおすすめします。
■まとめ
・富士フイルムホールディングスの平均年収
997万円
・富士フイルムホールディングスの役員報酬
社内取締役の役員報酬総額(9名):6億3,000万
古森重隆氏(代表取締役会長):4億5,300万円
助野健児氏(代表取締役社長):2億6,600万円
玉井光一氏(代表取締役副社長):1億8,300万円
・富士フイルムに転職するために知っておくべきこと
①マイページでキャリア登録が可能
②通年採用を実施
③非公開求人を保有する転職エージェントを利用する