「重複の読み方は、ちょうふく?じゅうふく?どちらが正しいのかわからない」
このような疑問に答えます。
「重複」という熟語はよく使いますが、読み方を間違えている人は多いです。読み方を間違えると、恥ずかしいだけでなく、常識がない人というイメージを持たれることも。これを機に正しい読み方を覚えましょう!
重複の読み方
「重複」の正しい読み方は「ちょうふく」です。
「じゅうふく」と読み間違える人が多いため、辞書には「じゅうふく」とも記載されています。しかし、「じゅうふく」はあくまで慣用読みなので、「ちょうふく」という正しい読み方を覚えておきましょう。
※「慣用読み」とは、誤った読み方が一般的に広く使われるようになること
「ちょうふく」と「じゅうふく」どちらで読む人が多い?
2014年にマイナビニュースが行った男女300名向けのアンケートによると、正しい読み方である「ちょうふく」の方が多いです。
「じゅうふく」:39.7%
ちなみに、2003年に行われた文化庁の「平成15年度・国語に関する世論調査」によると、誤った読み方である「じゅうふく」の方が多いです。2つのアンケート結果から、時代とともに「ちょうふく」という本来の読み方に戻りつつあることがわかります。
「じゅうふく」:76.1%
「じゅうふく」と読まれるようになった理由
「じゅうふく」という誤った読まれた方になった理由は、「重」を「ちょう」と読むよりも「じゅう」と読む熟語が多いからです。
「重要」「重視」「重大」「重力」「重圧」「重心」「重役」「重厚」「厳重」「重病」「重罪」「重婚」
「貴重」「重宝」「自重」
上記のように「じゅう」と読む熟語が多いため、それに引っ張られる形で重複の「重」を「じゅう」と読む人が増えていったのです。
言葉は生き物と言われるように、時代によって言葉の読み方は変わっていきます。日本人としては、慣用読みではなく、正しい読み方を知っておきたいですね。
重複の意味
「重複」の意味は、「同じ物事が重なり合うこと」です。
例えば、
- データの重複を避ける
- 文章が重複している
- 名簿の名前が重複している
のように使われます。
読み間違えやすい漢字をピックアップしています。社会人の常識として、正しい読み方を覚えておきましょう。
正:ちょうふく
誤:じゅうふく
正:そうさい
誤:そうさつ
正:せいきょ
誤:いきょ
正:ちょうふ、てんぷ
誤:はりつけ
正:じゅんしゅ
誤:そんしゅ
正:だいたい
誤:だいがえ
正:さっきゅう
誤:そうきゅう
正:つつもたせ
誤:びじんきょく
正:いわゆる
誤:しょせん
正:いちだんらく
誤:ひとだんらく
正:ひとごと
誤:たにんごと
正:はんれい
誤:ぼんれい
正:おのおの
誤:かくかく
正:ほっそく、はっそく
正:しんちょく
誤:しんぽ
正:いそんしん
誤:いぞんしん
正:しゅっしょうりつ
誤:しゅっせいりつ
正:かつあい
誤:わりあい
正:てんぷ
誤:そうふ
正:きんせん
誤:ことせん
正:はんよう
誤:ぼんよう
正:れんか
誤:けんか
正:らいさん
誤:れいさん
正:かんはつ
誤:かんぱつ
正:ようやく
誤:しばらく
正:じゅっこう
誤:じゅくこう
正:だいそれた
誤:たいそれた
正:ありうる
誤:ありえる
正:きょうじる
誤:こうじる
正:たぐる
誤:てさぐる
正:かどち
誤:かくち
正:つづきがら
誤:ぞくがら
正:ごひいき
正:めあたらしい
誤:まあたらしい
正:ごようたし
正:めした、もっか
正:くせもの