「相殺の読み方は、そうさい?そうさつ?どちらが正しいのかわからない」
このような疑問に答えます。
「相殺」という言葉はよく使いますが、読み方を間違えている人は多いです。読み方を間違えると、恥ずかしいだけでなく、常識がない人というイメージを持たれることも。これを機に正しい読み方を覚えましょう!
相殺の読み方
「相殺」の正しい読み方は「そうさい」です。
「そうさつ」と読み間違えている人が多いので、注意が必要です。「殺」という漢字には、「ころす」という意味と「そぐ・へらす」という意味があります。
「ころす」の場合は「さつ」、「そぐ・へらす」の場合は「さい」と読み分けると覚えやすいです。「相殺」の場合は、「そぐ・へらす」の意味で「殺」が用いられているので、「そうさい」と読むのが正しいことになります。
相殺の意味
「相殺」の意味は、「差引きして帳消しにすること」です。
①貸し借り・損得などを互いに消し合ってゼロにすること。
②相反するものが互いに影響し合って、その効果などが差し引きされること。
③二人が互いに相手方に対して同種の債権をもっている場合に、相互の債権を対当額だけ消滅させること。
出典:三省堂『大辞林』
相殺の使い方
相殺の使い方は、「AとBを相殺する」のように、2つ以上のことが帳消しになる際に使われます。
例えば、
- 今年の利益で去年の損失を相殺する
- 円高により上半期の利益が相殺された
- 貸し借りを相殺する
- お互いの魅力を相殺する
- 今までの実績が一度の失敗で相殺された
のように使われます。
読み間違えやすい漢字をピックアップしています。社会人の常識として、正しい読み方を覚えておきましょう。
正:ちょうふく
誤:じゅうふく
正:そうさい
誤:そうさつ
正:せいきょ
誤:いきょ
正:ちょうふ、てんぷ
誤:はりつけ
正:じゅんしゅ
誤:そんしゅ
正:だいたい
誤:だいがえ
正:さっきゅう
誤:そうきゅう
正:つつもたせ
誤:びじんきょく
正:いわゆる
誤:しょせん
正:いちだんらく
誤:ひとだんらく
正:ひとごと
誤:たにんごと
正:はんれい
誤:ぼんれい
正:おのおの
誤:かくかく
正:ほっそく、はっそく
正:しんちょく
誤:しんぽ
正:いそんしん
誤:いぞんしん
正:しゅっしょうりつ
誤:しゅっせいりつ
正:かつあい
誤:わりあい
正:てんぷ
誤:そうふ
正:きんせん
誤:ことせん
正:はんよう
誤:ぼんよう
正:れんか
誤:けんか
正:らいさん
誤:れいさん
正:かんはつ
誤:かんぱつ
正:ようやく
誤:しばらく
正:じゅっこう
誤:じゅくこう
正:だいそれた
誤:たいそれた
正:ありうる
誤:ありえる
正:きょうじる
誤:こうじる
正:たぐる
誤:てさぐる
正:かどち
誤:かくち
正:つづきがら
誤:ぞくがら
正:ごひいき
正:めあたらしい
誤:まあたらしい
正:ごようたし
正:めした、もっか
正:くせもの